漢方薬と神経痛

『神経痛』は非情に難しい病です。大きく『神経痛』といっても、その原因や症状、また痛みが起こる部位は個人で差異があり、みな同じとはいえないからです。
そのため、治療や、薬の処方は大変に難しいとされています。
『神経痛』の原因とは何なのでようか?概して『神経痛』は、神経の『圧迫』や『炎症』『虚血』によって生じると広く言われています。
しかし、『生活習慣病』といった『糖尿病』。他にも『癌』『椎間板ヘルニア』などといった病気が原因でおこるものもありますので、必ず専門の医師の診断を受けてから、『西洋医学』で治療するのか、あるいは『東洋医学』『漢方医学』で漢方薬を用いて治療するのかを決定する必要があります。

『神経痛』全般に効く漢方薬としては、「ケイシブリョウガン」「トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ」、「マオウブシサイシントウ」、「シャクヤクカンゾウブシトウ」などが代表的なものといえるでしょう。

●「ケイシブリョウガン」・・・体力は標準で、下腹が硬く張っており、血が滞っている(お血)場合に、用いられます。

●「トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ」・・・手足に冷えがある場合にもちいます。

●「マオウブシサイシントウ」・・・全身の倦怠感が強い陰証の人に処方します。

●「シャクヤクカンゾウブシトウ」・・・筋肉の引きつり感を伴う発作性の痛みに降下があります。

注意していただきたい漢方薬は「ゴレイサン」です。「ゴレイサン」は『三叉神経痛』に対して用いられる薬ですが、口が渇く、尿の量や回数が少ない、といった、いわゆる水分代謝の異常(水毒)に対して効果が期待される漢方薬です。『三叉神経痛』の場合、必ずしもこのような症状が出るとは限りませんので、『三叉神経痛』に対する漢方薬の効果はあまり期待しないほうが無難かもしれません。

未だ解明されない病があるように、漢方薬は万能ではありません。『西洋医学』のほうが効果が期待できる症状なども多くあります。

漢方薬は、『西洋薬』と異なり、単に病名や症状だけから適切な処方を選択することは出来ません。
病気の人それぞれが持っている特長『証』といって『体質』『体力』『抵抗力』『病気の進行具合』などをトータル的、総合的に判断し最も効果的な漢方薬を処方する漢方薬を決定するのです。
『証』の判断は素人が行うものではなく『漢方医学』『東洋医学』の専門家に診断をゆだねるのが大変理想的です。 専門家の判断に従うことで大きな効果も期待できるでしょう。
ここで示した漢方薬について、あくまでも参考、おおよその目安と考えてください。個人的な見解で漢方薬を使用することはせず、専門家の判断をあおぎましょう。