西洋医学と漢方薬の得意分野の違いは?

体内から病気の治療を根幹する『東洋医学』『漢方医学』。その薬といえる漢方薬は副作用などもないことから近年『西洋医学』を用いる医療機関でも漢方薬を積極的に治療に取り入れるところが多くなってきています。
『現代医学』では効果がなかった難病などが、『東洋医学』『漢方医学』の医術によって改善するという例が実際にあるからです。
ですが、忘れてはなりません。全ての病気を治すことができないように、漢方薬は『万能薬』ではないのです。
それは『西洋薬』と同様です。現代医学が効果をあげている領域、たとえば癌治療などが挙げられます。またその一方で『漢方医学』が得意とする分野もあります。
漢方薬が比較的効果をあげている領域は、以下の通りです。

●片頭痛、肩こりなどの習慣的疾患
●花粉症などの季節的疾患
●月経痛などの周期的疾患
●虚弱体質や冷え性などの流行性疾患

漢方専門医
『東洋医学』『漢方医学』は多くの医療の現場に周知され、効果も実証されています。『漢方専門医』は『西洋医学』による治療を行っている大学病院や公立の病院でも漢方薬による治療を併用して取り入れているところはあります。ですが本格的に『漢方治療』を受けたい場合には、やはり漢方の専門医にかかるほうが最善といえるでしょう。
『漢方専門医』というのは、医師免許をとったうえでさらに漢方の勉強もした医師のことです。
ですが現在の日本では『漢方医』あるいは『漢方科』といった名称を掲げることは法律で認められていません。なので、基本的といえる『西洋医学』を学んだ上で『漢方医学』を学ぶという環境なのです。
『漢方医学』を専門的に扱う機関や医師を求める場合には漢方薬のメーカーや医師団体に問い合わせてみるのが一番でしょう。
周囲に『漢方医学』での治療をされた方がいると、口伝でそのような医師、あるいは医療機関を探す人も多いようです。
漢方薬は、現代薬と比較して副作用が軽いとはいえますが、素人判断で用いるのは大変に危険です。

漢方薬は、『西洋薬』と異なり、単に病名や症状だけから適切な処方を選択することは出来ません。
病気の人それぞれが持っている特長『証』といって『体質』『体力』『抵抗力』『病気の進行具合』などをトータル 的、総合的に判断し最も効果的な漢方薬を決定するのです。
『証』の判断は素人が行うものではなく『漢方医学』『東洋医学』の専門家に診断をゆだねるのが大変理想的です。 専門家の判断に従うことで大きな効果も期待できるでしょう。
ここで示した漢方薬について、あくまでも参考、おおよその目安と考えてください。個人的な見解で漢方薬を使用することはせず、専門家の判断をあおぎましょう。