子供時代の悩み 夜尿症

『夜尿症』とは『おねしょ』と呼ばれるものです。昼間であっても同じような症状であれば『夜尿症』と診断されます。子供の頃に多く見られ、年齢が上がると症状が自然に改善されるケースがほとんどのようです。一言に『夜尿症』と言っても原因は様々です。これが原因といったものはなく、個々に複雑な要因がからんで起こるのが『夜尿症』なのです。
その他にも精神的なものが大きな要因となっていることも多く『自律神経系』『しつけ』も関係することもあるようです。
このような『夜尿症』の症状に漢方薬はとても効果があるとされています。そして漢方薬の効き目が1度でもあると、それが『夜尿症』の症状を持つ患者の自信につながります。その自信によってさらに症状が改善するということがあるようです。

漢方薬は、個々の『体質』によって、子供に処方される漢方薬も異なります。

●痩せ型、神経質、昼間にトイレが近い子供の場合
・・・「ショウケンチュウトウ」、「サイコケイシトウ」

●ねぼけることが多く、気が小さい子供の場合
・・・「ケイシカリュウコツボレイトウ」

●軽い『蓄膿症』を持つ子供の場合(『夜尿症』の子供には『蓄膿症』も併発しているケースが多いです)
・・・「葛根湯(カッコントウ)」

●寒がりで冷え性のタイプの子供の場合
・・・「リョウキュウジュツカントウ」
*特に冷えが強い場合には、「ブシ」を加えて処方します。「ブシ」には、からだを温める作用があります。

●元気があり、顔が赤らんでいる子供で、水分を多く摂取する場合
・・・「ビャッコカニンジントウ」

●運動が苦手な子供の場合
・・・「ロクミガン」

ただし漢方薬は、『西洋薬』と異なり、単に病名や症状だけから適切な処方を選択することは出来ません。
病気の人それぞれが持っている特長『証』といって『体質』『体力』『抵抗力』『病気の進行具合』などをトータル的、総合的に判断し最も効果的な漢方薬を処方する漢方薬を決定するのです。
『証』の判断は素人が行うものではなく『漢方医学』『東洋医学』の専門家に診断をゆだねるのが大変理想的です。専門家の判断に従うことで大きな効果も期待できるでしょう。
ここで示した漢方薬について、あくまでも参考、おおよその目安と考えてください。個人的な見解で漢方薬を使用することはせず、専門家の判断をあおぎましょう。