体内の水分量は大丈夫? 水分と『めまい』の関係

『東洋医学』『漢方医学』では、『気』・『血』・『水』の異常として『めまい』を考えます。
人体の7割が水分であることから、『気』・『血』・『水』のなかでも特に『水』の異常に深くかかわっているとされています。なので、水分代謝の異常に効果があるとされる「ジュツ」、「ブクリョウ」を配合した漢方薬が多くの患者に処方されているようです。
漢方薬は体内からの改善を主としており、また処方も個々の『体質』合わせて処方されるという特徴があります。
一例として「シンブトウ」は、体力が弱っており、動悸やめまいがある場合に用いられます。他にも腹部に力がなく、みぞおちを叩くと水気を帯びたようなピシャピシャという音がするような症状がある場合には「シンブトウ」が処方されます。
一方、口が渇く、尿の量や回数が少ない、むくみがあるという場合には、「ゴレイサン」「サイレイトウ」といった漢方薬が処方されます。
この「ゴレイサン」「サイレイトウ」には水分を排出する作用(利尿作用)があります。
「ゴレイサン」「サイレイトウ」な利尿を促すだけではなく『低血圧症』や『自律神経失調症』『更年期障害』『メニュエール病』といった疾患からくる『めまい』にも広く用いられます。
一口に『薬』といっても『東洋医学』『漢方医学』と『西洋医学』とでは大きな違いがあります。体内からの治療を主とした『東洋医学』『漢方医学』と外的作用で治療する『西洋医学』。ですので漢方薬は『西洋薬』とは大きく異なり、病名や症状だけから適切で、かつ最良の処方を選択することはできないのです。
病気の人それぞれの『証』といって『体質』『体力』『抵抗力』『病気の進行具合』などを総合的に考慮し、慎重に個々に合わせた漢方薬を決定するのです。
この『証』の判断は、『東洋医学』『漢方医学』の専門家にゆだねるのが最も理想的です。
専門家にゆだねることで漢方薬の効果が出やすいでしょう。漢方薬も『薬』です。安全のためにも、専門家に処方を依頼してください。
また、ここで示した漢方薬は、あくまでも参考として考えてください。漢方薬は個々の体質などによって処方が変わる薬です。ですので、おおよその目安としてみてださい。

『めまい』というのは、周囲が回転する、フラフラする、目の前が真っ暗になるといった異常な感覚をいい、運動感覚や位置感覚の異常が原因とされます。
ただし、重大な疾患が原因のめまいもありますから漢方薬による治療を始める前に、まずはそれらの疾患がないかどうか、西洋医学の医師(内科や耳鼻咽喉科)の診察をお受けすることもお勧めします。