漢方治療とは 漢方薬と民間薬

漢方治療では、患者さんによって、同じ病名なのに別の漢方薬が処方される場合があります。これは患者さんの心身の状態に合わせて、病気や心身の状態を改善しようとするためです。病気を治療するのでなく、患者さんを治療する、これが漢方の治療方針です。

民間薬

民間薬(薬草)とは、厳しい法則や制限があまりなく、ドクダミのように1種類で使用される生薬類のことを言います。民間薬は、生薬が病気に合えば、高い効果を発揮することもあります。その反面、自己流で服用している場合などは、病気とうまく適合せずにあまり効果がない場合もあります。

漢方薬

漢方薬とは、複数の生薬を混ぜ合わせて使われる生薬類です。漢方薬は、一つの生薬だけ用いても漢方薬とは呼べません。何種類かの生薬を決められた分量や比率で混ぜ合わせ、決められた方法で煎じて飲むことで、初めて漢方薬と呼ぶことができます。混ぜる生薬の種類や分量、服用のタイミングや方法などに法則や制限があります。

生薬

生薬(しょうやく)とは、天然の動植物や鉱物をあまり手を加えずに、蓄えて、薬用として使用するものを指します。現在では生薬のほとんどが植物性のものが使われています。