もっとも密接な病 胃潰瘍、胃炎

漢方薬が特に効果の出やすい症状に『胃炎』『胃潰瘍』などがあります。これらの症状
改善には広く漢方薬が利用されています。
『胃炎』や『胃潰瘍』はストレスや疲労が原因となって引き起こる病で、多くの人がその症状に悩んでいるのが現状です。『胃炎』や『胃潰瘍』になると、みぞおちを軽く押すと抵抗と痛みがあることがあります。
このような抵抗や痛みを感じる症状がある人で、比較的体力が充実している場合に処方される漢方薬に「ハンゲシャシントウ」や「オウレントウ」といったものがあります。
一方、体力がない人の場合には処方される漢方薬として「ニンジントウ」や「リツクンシトウ」が最も適しているといわれています。
漢方薬は個々の症状によって処方を変えていくお薬です。『胃炎』や『胃潰瘍』でも肋骨とおなかの境の部分を押してみて、抵抗感と痛みがある症状の人で、かつ体力が充実しているタイプには、「サイコケイシトウ」が処方されています。
また、おなかにピシャピシャという振水音がし『急逝胃炎』の人に対して処方されるのは、「ゴレイサン」という漢方薬が効果的とされています。
『胃炎』や『胃潰瘍』はストレスや疲労などに日常生活の中で起こりえる大変に身近な病といえます。ですので『胃炎』や『胃潰瘍』が慢性化すると、へその下のあたりを押すだけで抵抗感や痛みを感じるようになってしまう場合があります。
これは、『東洋医学』『漢方医学』において「ショウフクコウマン」と呼ばれる症状です。このような症状がある場合には「アンチュウサン」「サイコケイシトウ」という漢方薬を用います。
一口に『薬』といっても『東洋医学』『漢方医学』と『西洋医学』とでは大きな違いがあります。体内からの治療を主とした『東洋医学』『漢方医学』と外的作用で治療する『西洋医学』。ですので漢方薬は『西洋薬』とは大きく異なり、病名や症状だけから適切で、かつ最良の処方を選択することはできないのです。
病気の人それぞれの『証』といって『体質』『体力』『抵抗力』『病気の進行具合』などを総合的に考慮し、慎重に個々に合わせた漢方薬を決定するのです。
この『証』の判断は、『東洋医学』『漢方医学』の専門家にゆだねるのが最も理想的です。
専門家にゆだねることで漢方薬の効果が出やすいでしょう。漢方薬も『薬』です。安全のためにも、専門家に処方を依頼してください。
また、ここで示した漢方薬は、あくまでも参考として考えてください。漢方薬は個々の体質などによって処方が変わる薬です。ですので、おおよその目安としてみてださい。
『胃炎』や『胃潰瘍』の原因として『食中毒』や『虫垂炎(盲腸)』『腸閉塞』など、急を要する病気によって腹痛が生じている場合もおおくあります。
自分で判断せずに、係りつけの医院や、医師の判断を仰いでから漢方薬の服用が最も適切であるかどうかを決める必要があるでしょう。