頭痛を緩和する効果的な漢方薬

年齢とともに様々な体調の変化がみられます。高齢になればなるほど抵抗力なども低下し病気にもなりやすくなります。「釣藤散(ちょうとうさん)」は、高齢者に多くに見られるような『のぼせ』や『肩こり』『耳鳴り』などを伴うような、朝の起床時の頭痛などに大変に効果を発揮する『漢方薬といえるでしょう。
漢方薬は症状に対して直接的な処方をするものではありません。『体質』などによって個々に処方される漢方薬は変わっていくものなのです。この「釣藤散(ちょうとうさん)」という漢方薬は、体力は比較的ある人で『動脈硬化』『神経症』『更年期障害からくる頭痛』に悩んでおられる方に広く処方されます。
「七物降下湯(しちもつこうかとう)」は、体力が低下ぎみの『高血圧症』に用いられる漢方薬ですが、『頭痛』の症状がある場合も用いられる漢方薬なのです。
ただしこれらの漢方薬は胃腸が強い人むきであり、胃腸が弱い方への処方は控えなければなりません。
特に「七物降下湯」は、胃腸が弱い人が用いると、『胃腸障害』や『下痢』を引き起こす要因になってしまいます。処方には大変気をつけなければなりません。
このように胃腸が弱い人の『頭痛:』などの症状に対しては「七物降下湯」の代わりに「桂枝人参湯(けいしにんじんとう)」、あるいは「半夏白じゅつ天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)」を処方します。
この漢方薬ならば『胃腸障害』がある方の『頭痛』に対して効果があり大変に有効です。
その他にも、「葛根湯(かっこんとう)」は、風邪薬として知られていりますが、配合されている成分のなかで「葛根湯(かっこん)」や、「麻黄(まおう)」、「桂枝(けいし)」、「芍薬(しゃくやく)」に、『筋弛緩作用』や『血管拡張作用』があることから『頭痛』にも大変に有効とされます。
一口に『薬』といっても『東洋医学』『漢方医学』と『西洋医学』とでは大きな違いがあります。体内からの治療を主とした『東洋医学』『漢方医学』と外的作用で治療する『西洋医学』。ですので漢方薬は『西洋薬』とは大きく異なり、病名や症状だけから適切で、かつ最良の処方を選択することはできないのです。
病気の人それぞれの『証』といって『体質』『体力』『抵抗力』『病気の進行具合』などを総合的に考慮し、慎重に個々に合わせた漢方薬を決定するのです。
この『証』の判断は、『東洋医学』『漢方医学』の専門家にゆだねるのが最も理想的です。
専門家にゆだねることで漢方薬の効果が出やすいでしょう。漢方薬も『薬』です。安全のためにも、専門家に処方を依頼してください。
また、ここで示した漢方薬は、あくまでも参考として考えてください。漢方薬は個々の体質などによって処方が変わる薬です。ですので、おおよその目安としてみてださい。